アトリエぽ〈思わず”ぽっ”となる3色パステルアートワークショップ〉vol.1「夕焼け空」の回 でした

今月から新しくスタートしたワークショップ

アトリエぽ
〈思わず”ぽっ”となる3色パステルアートワークショップ〉

が、先日無事終了いたしました。
記念すべき第一回のテーマは「夕焼け空」でした。



講師は「アトリエぽ」主宰のイラストレーター弓削ナオミさん。



赤青黄の3色だけで絵を描くアートセラピー。
画材や道具などは全て用意してくださっているので参加者の方は「こんにちは」とお席に着いていただくだけです。
「アート」というと身構えがち。なのでこの気軽さは参加者の方にはとても嬉しい。



最初に3色パステルアートについての簡単な説明のあった後、レシピ通りに絵を仕上げていく作業を進めます。
え、レシピ??と最初は驚くかもしれないですね。
この3色パステルアートというのはそのテーマの絵を描くのになんとレシピがあるのです。
この「レシピ」という基本的な描き方がある事と、3色の色しか使わない、というところに、どんな方でも気負わず気軽に絵を描くことを楽しめるその良さがあるのだと思います。



まずはマスキングテープで紙の枠を縁取り、そしてその枠内で、パステルの粉を付着させたコットンを紙にこすりつけて色を広げていきます。(パステルで直接紙に描くのではないのです)
それも「紙の上から3分の2を赤で塗ってください」と具体的。









そんな感じで次の色も塗っていくのですが、「レシピ」はあくまで絵を仕上げるための描く方法。
ベースの部分を仕上げたら大体の流れはあるものの、そこからは描いている人の個性が出てきます。同じ道具、同じ手法を使っていても、こんなに仕上がりに違いが出てくるんだなぁ、と思いました。
そして色を塗っていっている時の集中している時間の心地よさ。
自分がどんな風に描きたいかを考えながらそれに近づくように無心に色を重ねていく時間のなんと楽しいことか。
いつまでも描ける感じです。



さてさて、基本のグラデーションの絵と今回のテーマの夕焼け空の絵を仕上げたら、そのあとは皆さんでお互いの作品を見あいながら自分の作品の説明や人の作品についてどんなふうに思うか、などをワイワイと話します。
といってもそんな堅苦しいものではなく「こんな気持ちで書いた」とか「こんな風に色を出したかった」、「この人の絵のこの色の出し方が好き」など、批評ではなく素直な気持ちを話す時間、といった感じです。

この時間が結構が大事で、自分の奥深くの気持ちが実は絵に表れていた、なんて気づきになることも。
自分の絵と人の絵との違いを見て話すことで、気持ちがすっきりしたり。
色を重ねるときに集中している時間とともにこの話し合う時間は実は自分と向き合う時間でもあって、そういうところが「アートセラピー」という名前がつく所以なのかな、と思います。
開始前に講師のナオミさんから脳科学や心理学の話も少しされますが、それはあくまで頭で理解するための説明で、このワークショップ自体はそんな堅苦しいものではありません。
ほんともうシンプルに、どんな人も「絵を描くことを楽しむ」事ができるのが一番だと思います。
(セラピーはその副産物、と個人的に思っています)



みなさんの仕上げた絵。
同じ3色のパステルしか使っていないのに描かれる色のトーンがほんとに人それぞれ。同じパステル画だけど受ける印象が違いますね。面白い。

今回ご参加いただいたみなさんには、楽しかった、もっと深堀りしたい、と言っていただけました。
ナオミさんの気負わない話しやすい雰囲気もとても良かったなぁ。
実は私も夕焼け空を描かせてもらってとても楽しかったです!

ご参加いただいたみなさま、
講師のナオミさん、
ありがとうございました!


次回は8/26(木)に開催する予定です。
詳細は決まり次第SNS等にアップしますね。

絵に苦手意識を思っているけど描いてみたいな、という方、
自分に集中する時間を持ちたいな、という方、
気分転換に絵を描いてみたいな、という方、

ご興味あるならどんな方でも!ぜひぜひご参加お待ちしていますね。